
国内外の良質なUnity製コンテンツをパブリッシングするユニティ・ゲームズ・ジャパンブランドは9月17日(水)、開発元であるE-Line Media/Upper One 社とのコラボレーションのもと、アクションアドベンチャーゲーム『Never Alone』の日本語版リリースに携わることを発表した。
本作は商業ゲーム史上初、アラスカ原住民コミュニティの協力を得て制作されたタイトルで、東京ゲームショウ2014において株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントのブースでプレイアブル出展されるとのことだ。
『Never Alone』とは
『Never Alone』はイヌイットの語り部が現地語で読み上げた物語「クヌーサーユカ」を基に、ゲーム開発会社と民俗学者、そしてアラスカ原住民の長老達とでシナリオ構成を行った作品である。
なお、原住民コミュニティによるゲーム開発協力は商業ゲーム史上初だ。
コンピュータグラフィックスにより再現された北極圏の厳しくも美しい大地と、遠い昔より語り継がれてきた物語が織りなす、他にはないゲーム体験を楽しむことができる。
9月18日(木)~9月21日(日)に開催される東京ゲームショウ2014、株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントのブース(3-S1)のプレミアムラウンジ(PlayStation Plusメンバーおよびメディア専用エリア)にてプレイアブル出展される予定だ。
また、本作のリリースは世界同時発売で2014年11月頃を予定しているとのこと。
ストーリー
これから部族に伝わる昔話をしよう。
祖先から代々伝わる『ユニプカク』というお話を。
ワシも幼子のときナスルクから聞いたんだ。
ナスルクは「話をよく聞く気持ちがあれば、この話からは大いなる知恵を見つけられる」と言っておった。
あと、イヌイットは「絶対に孤独ではない」(Never Alone)。これはよく覚えておきなさい。
これはクヌーサーユカのお話。
止むことのない吹雪と、それに襲われた人たちの話。冷たく危険な北の大地を旅したお話。
そして……勇気と真の友情のお話だ。
では始めるとしよう。
君はここで娘とキツネとなり、厳しい旅路をゆき、幾多の危機を乗り越える。
滅ぼされた村を見て、美しく賢い存在と出会うだろう。
そして我らの世界を包む、ふだんは見ることのできない守り手の精霊と出会い、その謎に触れる。
極寒の大地が見せる大自然の脅威を越えていくには、協力が不可欠だ。
ここでは孤独な者は生き残れない。
しかし手をとり合い協力すれば、無理なことなどない。
知恵をしぼり、互いの長所を活かし、吹雪や捕食者にも屈しない心さえあれば。
これは世界を元通りにするための旅。君があきらめる時、すべては失われたままになる……。
ゲーム概要
本作はそれぞれ異なる長所を持つキャラクター「娘(ヌナ)」と「キツネ」を操作しながらステージを進行させるアクションアドベンチャーゲーム。
たとえば、身軽な「キツネ」で崖を上り、ロープを落として「娘」を導くことができる。
また、大自然の脅威にも二面性があり、前進を妨げる強烈な吹雪は、ときに追い風となってジャンプでの移動距離を延ばすこともある。
人狩り、小人、守り手の精霊、吹雪の男など、イヌイットの民話に伝わるキャラクターも登場するとのこと。
加えて実績要素もあり、ゲームを進めていくことでイヌイットの歴史的背景に関する動画が解除され、彼らの知恵や民話、世界観を知ることができるようになっている。
オン・オフラインでの2人協力プレイも可能で、プレイヤー2はいつでも参加可能になっているとのことだ。
タイトルスペック
タイトル :Never Alone
発売元 :E-Line Media, LLC
開発会社 :E-Line Media, LLC / Upper One Games LLC
ジャンル :アクションアドベンチャー
プレイ人数 :1~2人
OS :PlayStation4、PC (Windows)
配信日 :2014年11月頃を予定
価格 :未定
(c) 2014 Upper One Games LLC. All rights reserved.